どうもMSです!
今回は、仮想通貨ARB(Arbitrum)の紹介をしていこうかと思います。
ARB(Arbitrum)はイーサリアムの『レイヤー2』のブロックチェーンです。
レイヤー2ってなに?って方も多いかと思います。
簡単にいうと、地下鉄のようなものです。
???って感じですよね。笑
まあ、イーサリアムはメインストリート、道路のようなものと思ってください。
で、ARBはその地下にある地下鉄みたいなイメージです。
イーサリアムという道路は人気があります。
車がいっぱい走っているので、渋滞を起こしやすいです。
そうなると、道を通るために高額のガス代(手数料)が発生したり、渋滞による走行速度(処理速度)が遅くなったりなどの問題が発生します。
でも、地下にあるARBを使うと、イーサリアムの渋滞を避けてスムーズな走行(処理)が可能になります。
そう、ARBがあれば快適に道路を通ることができるようになるのです。
快適に道路を走れると、どうなるのか?
- ガス代(手数料)が安くなる
- 処理速度が速くなる
というメリットがあります。
ARBでは、DApps(ブロックチェーン上のアプリ)を作ることができます。
例えば、メタバース空間やNFTマーケット、あとはNFTゲームとかですね。
イーサリアムを使うと、ガス代が高いし処理速度も遅いからユーザーは使いにくい。
なら、「ARBでDAppsを作ってみるか!」と開発者が乗り出してくると、色々なアプリができてくるので、ARBの需要も上がってくる可能性があります。
ARBでDApps(ブロックチェーン上のアプリ)を作るメリットとしては、『イーサリアムの強固なセキュリティを使える』という点です。
DAppsの安全性が担保できるため、ユーザーは安心してアプリを使うことができます。
さらに、ARBはイーサリアムとの互換性があるので、イーサリアムで作ったプラットフォーム(dApps)を移植することが可能です。
ガス代が高く処理速度が遅いというイーサリアムのデメリットを補ってくれるのがARBというブロックチェーンなのです。
「イーサリアムのデメリットを補う=将来性がある」と見込んで、投資する人達が集まって記事執筆時(2024年1月)の時価総額は『4,250億円』、仮想通貨の時価総額ランキングは『33位』です。
ちなみに、公式でのArbitrumの説明はこんな感じです。↓
Arbitrumは、イーサリアムの取引をより速く、より安くするプロトコルです。開発者はArbitrumを使用して、Arbitrum RollupとAnyTrustプロトコルのスケーラビリティの利点を活用できるユーザーフレンドリーな分散型アプリ(dApps)を構築します。
この文章を読んで「なるほどっ!」となった方は少ないと思いますが。。
さて、続いて簡単にArbitrumの仕組みを解説していきます!
ARB(Arbitrum)の仕組み
ARBには2種類のチェーンがあります。
- Arbitrum One(ロールアップチェーン) → DefiやNFTでの取引に適してる
- Arbitrum Nova(AnyTrustチェーン) → NFTゲームに適している
という感じですね。
違いとしては以下の通り。↓
Arbitrum AnyTrustチェーンには、ロールアップチェーンの同じ分散化/信頼性/無許可のセキュリティ保証がないため、より低い料金を提供できます。RollupとAnyTrustは多くの点で類似していますが、重要な違いが1つあります。一方、Rollupでは、すべてのデータがL1に投稿されます(これにより、誰もがバリデーターとして許可なく参加できます), AnyTrustでは、データはオフチェーンで管理されます。チャレンジの場合、AnyTrustチェーンは“ロールアップモード”に戻ります。ここでのセキュリティの仮定は、委員会メンバーの少なくとも2人が正直であるということです(つまり., 必要なときにデータを提供します)。データをハッピー/コモンケースでオフチェーンに保つことは、システムがユーザーに大幅に低い料金を請求できることを意味します。 高いトランザクションスループットを必要とし、ロールアップが提供する完全な分散化を必要としないアプリケーションの場合,AnyTrustは賢明なトレードオフになる可能性があります。
わかりづらいかと思うので、簡単に解説します!
Arbitrum One
『Arbitrum One』は、
全てのデータをL1(イーサリアム)に送るので、安全性を担保できます。
なぜ安全性が担保できるのかというと、イーサリアムはP2P(ピア・トゥー・ピア)の取引をイーサリアムを使うユーザー全員で監視できるからです。
ちなみに、P2P(ピア・トゥー・ピア)とは「仲介人を介さずに個人間で取引すること」です。
例えば、AさんがBさんから1ETHのNFTを買ったとします。
で、その取引って本当に正当に行われているのか?
個人間であれば、どちらかが嘘をつくことができるので、信ぴょう性が下がっちゃいますよね。
誰もAさんとBさんが取引したことを証明できないので。
みなさんはスーパーで買い物をするかと思います。
そのときの買い物(取引)は、レジ&レシートという形で「確かにあなたがニンジンを1本買ったよ」という取引の証明ができます。
でも、今までのデジタル空間では個人間の取引ではその証明ができません。
だってレシートがないので。
AさんはBさんからNFTを受け取ったけど、「BさんからこのNFTを買ってない」と言ってしまえば、支払いを放棄する可能性があります。
そこで、ブロックチェーンにそのレジ&レシートの機能(取引したという証明)を任せば、世界中どこにいても個人間で取引ができるのです。
※ブロックチェーンは一度書き込むと、書き換えることができないという特徴があります。
たとえ、そこに言語の壁があったとしてもNFTの売買ができますよね。
イーサリアムでは取引を証明できるレシートにユーザー全員がアクセスできるので、その取引の安全性が担保できます。
ということで、Arbitrum Oneの安全性は、この仕組みによって担保されているのです。
※取引の安全性を担保する方法は、イーサリアム以外のブロックチェーンでも使われています。
しかし、Arbitrum Oneは安全性が高いものの「Arbitrum Nova」に比べて、ほんの少しですがガス代が高く処理速度が遅いです。
つまり、
「取引の安全性は担保できるけど、大量の処理には向かない」
ということが言えます。
なので、資産性の高いDefiやNFTの取引ならこの特性が活きそうです。
Arbitrum Oneはレイヤー2『Defi』で最も使われている
Arbitrumはレイヤー2のDefiで最も使われているブロックチェーンです。
その証拠がこれ↓
出典:L2BEAT
TVL(トータルバリューロック)は、レイヤー2の約50%がArbitrum Oneであることがわかります。
ちなみに、TVLとは「Defiに預けられている資産」のことです。
つまり、Arbitrumが提供するDefi(分散型金融)で資産を運用している人が多い、もしくは預ける量が多いことを示しています。
簡単にいえば「人気」ということですね。
イーサリアムの安全な取引ができる仕組みを使えるなら、ガス代を抑えられるArbitrum Oneに預けることは一定の合理性がありそうです。
あと、開発者側の立ち場なら「預けてくれる人が増える=開発に使える資金が増える」ということなので、相乗効果でプロダクトが良くなる可能性もありますね。
そして、もう一つここには大事な意味があります。
なんだかわかりますか?
それは、『価値が下がりにくい』ということです。
どういうことか?と言いますと、
「Defiに預ける=ARBを簡単には現金に換えられない」
という事です。
つまり、価値が保たれている状態です。
だって、誰も売り買いしなければ価値が変動することはありませんよね。
なので、Defiに預けられるARBの量が増えれば増えるほど、価値が下がりにくくなるという事なのです。
この理論について来れますかね?
そうすると、トレードするときに思い切って攻められますよね?
なぜなら価値が下がりにくいとわかっているので。
ということで、トレードの話はこれくらいにして、Defiのプラットフォームが気になる方は以下のリンクから飛べますので、よかったら見てみてください。
Arbitrum Nova
『Arbitrum Nova』は、
オフチェーン(オフライン)でデータを管理するため、コストが安く処理が速くなる
ただ、ブロックチェーンを使わないためセキュリティは外部の企業に依存する(ブロックチェーンほど安全性は高くない)
つまり、取引の安全性の担保は「Arbitrum One」ほどできないけど、大量の処理ができると言えます。
なので、安全性を必要としないゲームの処理など(オフチェーンで十分なこと)はArbitrum Novaの方が強いです。
実際のプロダクトを見てみると、Novaは情報処理の多いアクション系やレーシングのゲームに使われてます。
一方で、GamiFiなど資産性のあるものは安全性の高いArbitrum Oneで構築されているものがほとんどです。
Arbitrum Novaのセキュリティを担う委員会メンバー
Novaのセキュリティを担う委員会メンバーは以下の通りです。
- OFFCHAIN LABS
- Quick NODE
- ConSensys
- Googleクラウド
Googleがあるのは衝撃ですが、データを管理するという面ではクラウドサービスを使う必要性はありますよね。(これを見て、一瞬Googleの株を買いそうになりました。笑)
これらの企業が正当な処理をしなければ、Arbitrum Novaの安全性が落ちます。(処理を改ざんすることは考えにくいですが。。)
万が一、改ざんや不正が発覚すると、Arbitrumの価格が落ちてしまう可能性があります。
こう見ると、委員会は大事な役目ですよね。
心配な方は、投資する前に委員会のメンバーを調べてみるのが良いかと思います。
という事で、個人的に思うArbitrumの強みは、用途によって使い分けができることだと感じています。
ガス代、処理速度の低下を抑えつつイーサリアムのセキュリティを使える
そして、オフチェーン(オフライン)で処理をしてガス代を下げ、処理速度を上げられる
これがArbitrumを使うメリットなのかなと思います。
ARBはDAO主導で運営されている
ARBにはイーサリアムにはない機能がついています。
それは、ガバナンストークンという『投票権』です。
ARBはDAO(分散型組織)といって、意思決定が投票で行われます。
みなさんも日本に住んでいれば、選挙への投票権があるかと思いますが、もし仮にあなたがアメリカ人であれば日本の政治家に投票することができませんよね。
でも、ARBは違います。
ARBは保有していれば誰にでも平等に投票権が与えられます。
つまり、世界中の人々の意見を反映させれられる組織になるのです。
これ、単純に考えてすごくないですか?
そんな状況、世界を見てもなかなかない光景ですよね。
これがブロックチェーンの面白さでもあります。
とはいえ、DAOといっても一つの組織に集結しているわけではなくて、自分の得意分野の意思決定ができると思った方がいいかと思います。
例えば、プログラミングスキルをARBに活かしたいのであれば、ARBを保有してDAOに入ればOKですし、マーケティングスキルがあればARBを買ってDAOのお手伝いをすればいいわけです。
この働き方は前から面白いなと思っていて、このようなDAOに複数所属していれば報酬を仮想通貨でもらって生活するなんてこともできちゃいます。
終身雇用が終わった日本だから感じることかもしれませんが。。
DAOというコミュニティが盛り上がれば、プロダクトが面白くなるでしょうし、ユーザーが増えていく可能性だってあります。
なので、投資をするときはDAOなどの動きもチェックしておくとおもろいかもしません。
コミュニティ主導の場合は資金調達が難しい
DAO主導で動くと、資金調達が難しくなりがちなので、大きな価格上昇が期待できない可能性もあります。
例えば、SOLソラナは中央集権的なブロックチェーンですが、ベンチャーキャピタルから出資してもらい爆発力のある銘柄になっています。
※中央集権:ブロックチェーンに管理者、権力者がいること
ここ1年で18倍(7ドル→126ドル)になるほどの破壊力があります。
でも、コミュニティ主導のAVAXアバランチを見てみると、SOLソラナほどのパワーはありません。(大きな上昇はありましたが)
なので、DAOの場合は爆発力が出にくいのかなと個人的に思っています。
最後に
個人的な展開として、Arbitrumいい流れに乗っているのではないかと思っています。
それは、大きなプラットフォームに順応していっているからです。
例えば、
- Opensea
- UNIswap
- CURVE
- Trader joe
などなど他にも例を挙げればキリがないですが。
インフラとして色々なプラットフォームに適応していっていますよね。
なので、もしかしたらL2の代表格として台頭してくることも考えられます。
個人的には、ポリゴンよりArbitrumの方が可能性を感じます。笑
これは僕の偏見でしかない意見ですので、みなさん投資される場合は、自分の考えを持って投資してください。
僕は一切責任を負いませんので。笑
という事で以上、参考になれば幸いです。
快適なトレードライフをお過ごしください。
おっと言い忘れていましたが、Arbitrumが買える取引所は日本では『DMMビットコイン』のみですね。
あと海外の取引所でいえば『Bybit』『Binance』です。(海外なので、損をしても自己責任というリスクがあります)
個人的にはBybitがおすすめなんですが、この辺は好みもあるかと思いますので、自分で判断してみてください。
という事で、またお会いしましょう!バイバイ!
みなさん、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
- トレードしてもなかなか結果が出ない
- 最初の1円が稼げない
そんな方の悩みを解決すべく記事を書きました。
でも、そこら辺の記事と一緒にしてもらっては困ります。
なぜなら、これまでの経験を元に誰も言ってくれないようなリアルな話をしているからです。
そして、この記事で紹介する原理原則を使えば、これまでよりもトレードが『格段』に楽しくなるでしょう。
僕はこれを使ってトレードを本格的に始めて2ヶ月で『14万円』の利益を出すことができました。笑
はっきり言って、ここに書いてあることは至極当たり前のことなのですが、これを守り抜いてトレードできている人はごく一部です。
これを読むかどうか、そして、実践できるかどうかで「結果が出る人」「結果の出ない人」の大きな分かれ道になるはずです。
もし、お時間ありましたら、一読してみてください。
渾身の原理原則を詰め込んでいますので。
では、また記事でお会いしましょう。