どうもMSです!
今回は、『GMMA(複合型移動平均線)』について解説していきます。
というか、「GMMAってなんやねんっ」という方がほとんどかと思うので、わかりやすくいうと今の相場の『トレンドを知れる指標』です。
そう、『トレンドを知れる指標』です。
重要なので2回言いました。笑
基本的な定義は、僕よりGoogle先生の方が詳しいので、一応引用しておきます。
オーストラリアのダリル・ガッピーによって開発されたもので、日本語では複合型移動平均線と訳されます。12本のEMAは、2つのグループに色分けして表示するのが一般的です。第1グループは短期の投機筋(トレーダー)のアクティビティ、第2グループは長期の投資家(インベスター)のアクティビティを示すと考えます。
出典:OANDA証券
と、こんな感じです。
ちなみに、英語で表記すると『Guppy Multiple Moving Average』だそうです。
まあ、実物を見た方が早いと思うので、まずはどんなものかお見せします。
じゃんっ!!これです。
恐らくこれを見ても、何のこっちゃだと思います。笑
GMMAは12本の移動平均線で構成されているのですが、これらは2つに分類されます。
『緑の移動平均線6本』と『赤の移動平均線6本』です。
緑の移動平均線は『短期トレーダーの動き』を反映するものです。
ここでいう移動平均線は何を見ているのか?
気になりますよね。
実は、『ローソク足の本数』から移動平均線を導いています。
緑の移動平均線を構成するのは、
- 3本
- 5本
- 8本
- 10本
- 12本
- 15本
のローソク足です。
ローソク足の数が少なければ少ないほど、より短期的な値動きを反映します。
続いて、赤の移動平均線です。
赤の移動平均線は、『長期投資家の動きを反映』しています。
構成としては、
- 30本
- 35本
- 40本
- 45本
- 50本
- 60本
のローソク足です。
ローソク足の本数が増えれば増えるほど、より長期的な値動きを反映します!
まずはこの2つを押さえてみてください。
続いて、トレンドの見方について解説します。
GMMAで『トレンド』がわかる
GMMAの特徴は『トレンド』がわかることです!
とはいえ、トレンドってなに?という方も多いかと思うので、簡単に説明します。
ズバリっ!!
これから
「右肩上がりで上がっていくのか?」
「右肩下がりで下がっていくのか?」
これがわかります。
例えば、右肩上がりなら「イケイケドンドン」これから価格が上がっていく可能性があるな〜とか、
逆に、右肩下がりなら「これからズドーンっと下がる」かもしれないな〜とか、
なんとなくこれから起こることを予測でできるわけです。
では、『上昇トレンド』を見てみましょうか。
※スマホをお使いの場合は、横画面にすると見えやすいです。
はい、こんな感じです。
右肩上がりで、価格が上がっていることがわかると思います。
短期トレーダー・長期投資家がともに「これ欲しい!」と仮想通貨を買っている状況です。
長期投資家が買っているということは、価値が下支えされて一気に価格が下がる可能性が低くなります。(仮想通貨の場合、一気に下がることがありますが。。)
この間は、価格がドンドン上がっていく可能性が高いので、上昇のピークを見極めて利益を確定する動きをするといいでしょう。
続いて、『下降トレンド』です。
こちらは、右肩下がりで価格が下がっているのがわかるかと思います。
こちらは短期トレーダー・長期投資家がともに「この仮想通貨アカンわ。。」と言って売っている状況です。
長期投資家が手放しているということは、価値を下支えする人が少なくなるという事なので、一気に価格が下がる可能性があります。
この波形が出ている時は、価格が下がる可能性が高いので、どこまで下がるのか?を予測しながらコツコツ買っていくといいでしょう。
あと、一気に暴落していく可能性もあるので注意が必要です。
トレンドの強さは〇〇で決まる
トレンドの強さは、
- 移動平均線の『幅』
- 移動平均線グループの『スキマ』
で決まります。
一見は百聞にしかず。
まずは移動平均線の『幅』です。
※スマホをお使いの場合は、横画面にすると見えやすいです。
これを見ていただけるだけでわかるかと思いますが、移動平均線の幅が拡散(広くなる)すると、そのトレンドが強くなります。
逆に、移動平均線の幅が収束(狭くなる)すると、そのトレンドは弱くなります。
上の画像の場合は、上昇トレンドが強いことがわかりますね。
上昇トレンドが強いということは、価格が上がりやすいということ。
逆に、右肩下がりで下降トレンドが強い場合は価格が下がりやすい、ということです。
この特性を利用して、トレードするタイミングを図ります。
続いて、トレンドの強さを示すのが、移動平均線グループの『スキマ』です。
こちらも一度見てみましょうか。
赤い移動平均線グループと緑の移動平均線グループのスキマが開くほど、そのトレンドは強くなります。
逆に、グループ同士の隙間がない場合は、そのトレンドは弱く反転する可能性が高くなります。
理想としては強いトレンドが来る前に仕込んで、トレンドが強くなった時に売る。
これです!
このトレンドが見えるようになると、相場を客観的に見えるようになるので、冷静にトレードすることができますよ。
トレンドが反転するときのGMMA
なんとですね、GMMAはトレンドの転換もわかります。
例えば、上昇トレンドで価格が上がっていたけど、下降トレンドにシフトしたな〜とか、あるいは、その逆も然りです。
これがわかると、もう手仕舞いして次の準備をした方がいいなとか、そろそろ仕込み時やなとか転換する前に判断ができます。
では、さっそく転換点を見てみましょう。
まずは上昇への転換点です!
※スマホの方は横に倒した方が見やすいです。笑
こんな感じで、下降トレンドから反転して上昇トレンドになっているのがわかるかと思います。
見るべきポイントとしては、
①短期の移動平均線(緑の移動平均線グループ)が収束する
②ローソク足が長期の移動平均線(赤の移動平均線グループ)を完全に超える
この2つです。
この現象が起これば、下降トレンドが転換して上昇トレンドに切り替わる可能性が高くなります。
個人的には、この転換を狙って価格が下がった時にチョコチョコ買い足していく作戦をとっています。
下降トレンドの時は、正直どこまで価格が下がっていくのかわかりませんからね。
ここは大雑把に注文を出さずにRSIを見て、25以下になったら買い注文を出してます。
RSIの解説記事です。
>>【短期トレード】初心者でも勝てる『RSI』の使い方を徹底解説
よかったらどうぞ。笑
続いて、これから下降トレンドに入る転換です。
こちらは、
①短期の移動平均線(緑の移動平均線グループ)が収束する
②ローソク足が長期の移動平均線(赤の移動平均線グループ)を超えたら下落。。
この2つが出現したら、要注意です。
短期の移動平均線が収束したら、トレンドが反転する可能性があるので、利益の確定はトレンドが反転してしまう前にしておくのがいいでしょう。
僕は大雑把な利確は非常に勿体無いと思うタイプなので、RSIが75以上になった時に利確をしていますよ。
はい、こんな感じでGMMAでトレンドを読めば、トレードの精度が上がります。
GMMAは時間足によって見え方が変わる
ここで、もう一つ知っておいて欲しいのですが、時間足によってGMMAの見え方が変わります。
どういうことかというと、下の画像をご覧ください。
僕がトレードしているAVAXアバランチのチャートです。
まず「15分足」の画像から見てみましょう。
2023年12月31日の18:30に40.5ドル付近まで上昇を見せました。
GMMAの緑の移動平均線グループ、赤の移動平均線グループどちらも上昇しているので、『上昇』トレンドということがわかりますね。
続いて「4時間足」の画像です。
同時刻の「4時間足」はこんな感じです!
緑の移動平均線グループと赤の移動平均線グループどちらも下降していますね。
つまり、4時間足では『下降』トレンド、という事がわかります。
こんな感じで、時間足によってGMMAの見え方が違いますので、自分のトレードスタイルによって使い分けてくださいね。
参考までに、
- 15分足 → デイトレ(1日で決着)
- 4時間足 → スウィング(数日〜数週間で決着)
という感じで、使い分けるのがいいかと思われます。
他にも色々な時間足があるので、試しながら自分のスタイルを作っていきましょう。
時間足についての解説をしている記事になります。
>>短期トレードでこれを使いこなさないと『終わり』〇〇使えますか?
時間足?なにそれ?って方は、よかったら読んでみてください。
ちなみに、個人的に使っている戦略としては、4時間足で対局(全体的な流れ)を見て、15分足でデイトレしています。
正直な話、GMMAを使うようになってから、トレードの精度がかなり上がりました。笑
さらに『深掘り』トレンドから価格の動きを導く
GMMAを毎日見ていて思ったことがあったので、その気づきを解説していきます。
結論としては、トレンドから『値動きの傾向を読む』ことができます。
まず見て欲しいのは「4時間足」です。
これはAVAXアバランチのチャートなのですが、緑の移動平均線グループと赤の移動平均線グループがどちらも上昇している状況、つまり『上昇トレンド』です。
続いて、「15分足」を見てみましょう。
4時間足同様、15分足も『上昇トレンド』になっている状況です。
画像を見てもらうと、わかるかと思いますが、段階的に価格が上昇しているのがわかりますよね。
山ができたら次の山ができる
さらに次の山ができて、もう一つ山ができる
これが右肩上がりで起きている感じです。
ロングのポジション(上がった時に売る)なら、山ができ始めたら「これから山が連続してくるぞっ!」と思えますよね。
そこで冷静に判断できれば、取りこぼしを防ぐことができます。(これがかなり難しいのですが。。)
なので、
- 4時間足 → 上昇トレンド
- 15分足 → 上昇トレンド
これが『同時』に起こった時はかなりチャンスだと覚えておきましょう。
ついでに、伝えたいことなのですが、4時間足が上昇トレンドの時は、15分足が「下降トレンド」になったとしても、価格の下がっている時間が短くなります。
文字だけ見てもわかりにくいと思うので、画像をご用意しました。
はい、こんな感じです。笑
15分足で下降トレンドになったから「ヤバいな〜」と安直に判断するのではなく、4時間足を見て長期のトレンドはどうなってるのか?確認してみてください。
それで、上昇トレンドになっているのであれば、回復してくる可能性が高いです。
続いて、4時間足が『下降トレンド』のときです。
こちらも重要なので、しっかり読み進めてください。
では、4時間足のチャートです。
緑の移動平均線グループと赤の移動平均線グループが同時に下降していますね。
で、肝心の15分足なんですが、こんな感じです。
『段階的』に価格が下がっているのがわかるかと思います。
なので、
- 4時間足→下降トレンド
- 15分足→下降トレンド
のときは、大きく価格が下がっていく可能性が高くなります。
これを知っていれば、たとえ価格が下がってきたとしても冷静に対応できるはずです。
ついでに、覚えておいて欲しいことが一つあって、それは4時間足が『下降』トレンドのときは15分足の上昇トレンドは『短く』なることです。
画像で見るとこんな感じです。
4時間足が下降トレンドの最中に15分足で上昇トレンドになったとしても、その上昇は長くは続きません。
なので、損切りやポジションを取り直すなら、この期間になるべく早く売り捌いておくのがいいかと思います。
トレードするなら押さえて欲しい『上昇』トレンドの動き
実は、GMMAの上昇トレンドには特徴的な動きが2種類あります。
- 階段のように徐々に上がっていくタイプ
- 一気に上がった後、山ができるタイプ
画像を見てもらった方がわかりやすいと思うので、順番に解説していきます。
①階段のように徐々に上がっていくタイプ
このように階段のように上がっていくタイプです。
これが現れたら、価格がみるみる上がっていきます。
で、これはどのタイミングで現れやすいのかというと、
- 15分足→『上昇』トレンド
- 4時間足→『上昇』トレンド
のときです。
上の画像は15分足で見ているのですが、同時刻の4時間足も上昇トレンドになっています。
なので、上昇トレンドが始まったタイミングで仮想通貨を買う事ができれば、利益を大きく狙える可能性が高まります。
②一気に上がってじわじわ下がっていくタイプ
2つ目は、下降トレンドから一気に上昇した後に山ができるタイプです。
画像を見ていただけると、一気に上昇した後に同じ高さの山ができているのがわかるかと思います。
この上昇トレンドの特徴としては、
『一気に上がって一気に下がる』
です。
なので、一気に上がっていったからといって、大きな期待をしていると、急降下が待ってます。笑
例えるなら、ジェットコースターのような感じですね。
この時は、4時間足が『下降』トレンドでした。
下降トレンドで急上昇が出現したら、様子を見た方が賢明です。
恐らくすぐに元の価格に戻るので。
ということで、この2つを押さえておけば上昇トレンドはOKです。
短期的な動きの
- 15分足
- 4時間足
をしっかり見て判断してみてください。
トレードするなら押さえて欲しい『下降』トレンドの動き
続いて、GMMAの下降トレンドです。
こちらも同様に、特徴的な動きが2種類あります。
- 階段のように徐々に下がっていくタイプ
- 一気に下がって徐々に落ち着くタイプ
こちらも画像を見てもらった方がわかりやすいと思うので、順番に解説していきます。
①階段のように徐々に下がっていくタイプ
この画像は、階段のように価格が下がっていくタイプのものです。
階段のようになっているのがわかるかと思います。
これが出現する条件は、
- 15分足→『下降』トレンド
- 4時間足→『下降』トレンド
のときです。
なので、最初の谷が出現したら「あっ、これから下がる可能性があるかもな」と買い注文を入れる準備をしましょう。
②一気に下がって徐々に落ち着くタイプ
2つ目は、一気に下がって徐々に回復するタイプです。
見た目が「ズドンっ!!」って感じですよね。笑
これも
- 15分足→『下降』トレンド
- 4時間足→『下降』トレンド
のときに出現しています。
こういう時は、仮想通貨に対する悲観的なニュースが出た可能性が高いです。(情報の力は恐ろしい。。)
こういう時に備えて、下降トレンドの時は買い注文を入れる準備をしておくといいでしょう。
仮想通貨の価格はジェットコースターのように動き回ります。笑
これを頭に入れてトレードしないと、痛い目に遭うので、心してかかりましょう!
たまに出現する『騙し』は気をつけろ!
最後に、『騙し』という動きについて解説します。
騙しは、
これから上昇するだろうと思っていたけど、下がったやないかっ!!と予想に反する動きのこと
を指します。
画像がこちら↓
この時、下降トレンドだった緑の移動平均線グループが赤の移動平均線グループを突き抜けて上昇しています。
トレンドの転換か
と思われましたが、その後反転。。
価格が下降トレンドに戻っていきました。
この騙しの出現条件は、
- 15分足→『上昇』トレンド
- 4時間足→『下降』トレンド
でした。
なので、短期のトレンド(15分足)より長期のトレンド(4時間足)の方が強いことがわかりますね。
もちろん、トレンドによってはこの逆、下がるかと思ったら上がる事もあります。
ここで言いたいことは、
15分足の動きだけを見るのではなく、4時間足のトレンドも確認してその後の展開を予測する必要があるよ
という事です。
『GMMA』でトレンドを確認したら「買い時」「売り時」を判断しよう
GMMAでトレンドを確認できたら「買い時」「売り時」の判断をしましょう。
個人的には、
- RSI
- ボンジャーバンド
を使うのがオススメです。
この2つを使えば、買い時のタイミングが一目でわかります。
①RSI(相対力指数)
RSIは、相場の強さをみて「買い時」「売り時」を判断することができます。
ここでは、
- RSI30以下 → 買い時
- RSI70以上 → 売り時
これだけ押さえてください。
とはいえ、文章だけだと伝わりにくいと思うので、以下の画像をご覧ください。
下の紫のグラフを見て欲しいのですが、オレンジの範囲がRSI30以下になります。
この範囲に紫のグラフが入ってくれば「買い時」ということになります。
一目でわかるので、初めての方でも使いやすいですよね。
同じく、紫のグラフを見て欲しいのですが、オレンジの範囲がRSI70以上になります。
この範囲に紫のグラフが入ってくれば「売り時」と判断します。
思ったよりシンプルで使いやすいのではないでしょうか?
詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方は読んでみてください。
>>【短期トレード】初心者でも勝てる『RSI』の使い方を徹底解説
②ボンジャーバンド
続いて、ボンジャーバンドです!
これは移動平均線と標準偏差(ばらつき)から構成されています。
上の画像の水色の範囲を見て欲しいです。
なぜ、この範囲が大事かというと、
「ほとんどの値動きはこの水色の範囲に収まる」
という特徴があるからです。
確かに、水色の範囲内に収まっていますよね。
これがわかると、「どこまで上昇していくのか?」「どこまで下降していくのか?」というのが予測しやすくなります。
詳細は以下の記事で解説しているので、よかったら読んでみてください。
>>未来の価格が予測できちゃう?ボンジャーバンドの使い方をわかりやすく解説
個人的には
- GMMA → トレンド確認
- RSI、ボンジャーバンド → 注文の決定
という使い分けをしています。
そうすることで、失敗する確率を極力下げて、確実に狙いに行くことができています。(それでも失敗することはありますが。。)
はい、少し長くなりましたがGMMAの解説は以上になります。
GMMAを利用してトレードすればコツコツではありますが稼ぐ事はできるはずです。
とにかく練習あるのみ。
トレンドを読むことは、トレードの要なので、ぜひ使い倒してトレードの精度を上げていきましょう!
何か参考になれば幸いです。
快適なトレードライフをお過ごしください。
追伸:GMMAを表示させるツールは『Trading View』を使用しております。
「無料」で使えるので、まだ使っていない方はぜひお試しください。
2つのテクニカルを同時に表示させることができますので。
>>使わな損!チャート分析ツール『Trading View』の使い方を徹底解説
みなさん、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
- トレードしてもなかなか結果が出ない
- 最初の1円が稼げない
そんな方の悩みを解決すべく記事を書きました。
でも、そこら辺の記事と一緒にしてもらっては困ります。
なぜなら、これまでの経験を元に誰も言ってくれないようなリアルな話をしているからです。
そして、この記事で紹介する原理原則を使えば、これまでよりもトレードが『格段』に楽しくなるでしょう。
僕はこれを使ってトレードを本格的に始めて2ヶ月で『14万円』の利益を出すことができました。笑
はっきり言って、ここに書いてあることは至極当たり前のことなのですが、これを守り抜いてトレードできている人はごく一部です。
これを読むかどうか、そして、実践できるかどうかで「結果が出る人」「結果の出ない人」の大きな分かれ道になるはずです。
もし、お時間ありましたら、一読してみてください。
渾身の原理原則を詰め込んでいますので。
では、また記事でお会いしましょう。